こんにちは。親子3世帯で住友林業の家、32歳でマイホームを新築した宝矢みつおです。
- こだわり部分を諦める必要が出てきた
- 理想とは程遠い家になってしまいそう
- 金額を見て現実に直面している
必死に考えた家へのこだわりが、予算オーバーにより叶えられなかった経験が私にもあります。
家づくりにおいて多く直面する理想とのギャップは、現実との隔たりを縮めることで解決できます。
事例を交えながら、理想と現実のズレを埋める具体的な方法コツをお話していきます。
よくある理想と現実のギャップ
・予算・金額
・土地の大きさ
・間取り
・設備の性能や仕様
ギャップが起こりやすいところ=家づくりの核となる部分が主ですので、あらかじめ何が必要か決めて置けると良いです。
ではひとつずつ見ていきましょう。
予算・金額
・とにかく最大手ハウスメーカーで建てたい
・こだわりや好みは全部採用したい
・坪単価を抑えて中身を充実させたい
一番ギャップが起こりやすい価格面は予算を決めておくことで回避できます。
予算を決めておくと、どこで建てるかという家選びの際など後に決めていくこともスムーズに考えることができます。
予算があると何事も現実的に捉えることができますのでなるべく早めに設定しておきましょう。
土地の大きさ
・大きくて広いお家に昔から憧れている
・平家にしたいので広大な土地がいい
・広い庭で休日を悠々自適に楽しみたい
家は大きくなればなるほどコストが上がりますし、建ってからの維持費も上がります。
必要な大きさはどのくらいかを考え、無駄なスペースを作らないようにすることでコストを抑えることができます。
SNSで素敵なお家を見ていると背伸びした内容になってしまいがちですが、人がやっていることがあなた家族にとって最適であるとは限りません。
ちょうどいい大きさが定まると、余すことなく土地を有効活用することだってできますよ。
間取り
・大きめのクローゼットがほしい
・リビングは20畳以上は絶対必要
・水回りは1Fにまとめたい
・主寝室はくつろげるように広く
・収納はたくさんあるだけ良い
間取りは家づくりで特に求めすぎてしまう部分です。
必要な部屋数はいくつか、部屋の広さはどのくらいあればベストかというように仕分けをするとイメージしやすいです。
ライフスタイルに合わせて考えられるとさらに描きやすくなりますよ。
まさに私がでしたが、意外と思っていたより必要ないところも出てくるかもしれません。
畳数だけに捉われず自身の生活環境に合わせて考えていきましょう。
設備・性能・仕様
・キッチンは最新の一番高いグレードにしたい
・トイレもタンクレスで多機能なものが良い
・吐水機能のある大きい浴槽が欲しい
モデルハウスや住宅展示場の最新の設備を見ていると、ワクワクが止まらず「ウチにもこれつけたい!」となると思います。
残念ながら住宅展示場などは良く魅せるためにオーバースペックな工夫が山盛りです。
もし魅力的に感じる設備や機能があっても本当にその機能は必要なのか、その理由まで考えておけると建ってからの後悔が減らせます。
ギャップを埋めるための方法
ここから本題のギャップを埋める方法についてです。
以下を定めず進めてしまい後悔した私自身の反省も込めております。
・予算を決める
・必要な要素を洗い出す
・点でなく線で考える
・生活のしやすさを優先する
予算を決める
一番ギャップが起きやすい起きやすい予算は、できるだけ早めに決めておけると良いです。
超えてはいけない金額のラインがあると、溢れるように出てくる要望のブレーキになります。
家づくりのベースにもなりますので、まだ予算を決めておられない場合はぜひ最優先で取り掛かってみてください◎
必要な要素を洗い出す
要望は本当に無限に出てきます…。
すべてを取り入れることは現実的に難しいことがほとんどですので仕分けしておけると良いです。
さらに優先順位をつけておけると更に進めやすくなりますよ◎
詳しい仕分けの手順を以下の記事で紹介していますので興味のある方はぜひご覧になってみてください。
家へのこだわりがまとまらない!夫婦の譲れない条件をまとめるコツ生活のしやすさを優先する
とにかくたくさんの要望が出てくると思いますが、一番はそこに住む人たちが生活をしやすいかどうかです。
どんなにカッコいいお家が建っても、家族が不便に感じるようであれば本末転倒です。
要望ばかりに目がいかないことを念頭におき、本質をしっかり考えていきましょう。
考える上で気をつけること・注意点
ここからはギャップを埋める過程で気を付けるべきポイントをお話しします。
・柔軟に考える
・見た目だけで判断しない
・余白を設けておく
・固定概念はなくす
・家族みんなで決める
柔軟に考える
はじめから用途を限定せず柔軟に変更ができる家づくりが理想です。
たとえ完璧に計画を立てたとしても予想外なことが起こるのが家づくりです。
見た目だけで判断しない
かっこいいから、かわいいからのような見た目だけでの衝動的な判断は注意です。
採用を検討するきっかけであれば問題ないですが、ときめいてしまった時は「うちに必要かどうか」を冷静に考えてみてください。
余白を設けておく
住んでみて心境や生活環境が変わる場合もあるので、決めることは完璧でなくてOKです。
必要な時に補うくらいのスタンスでいれると、気持ちにゆとりも出てマイホームブルーになることも防げるかもしれません。
固定概念はなくす
家づくりは固定概念の塊です。
わたしも「家が狭いと窮屈に感じてしまいそう」という固定概念がありました。
今となっては建物をもう少し小さくして、その分を庭に使い趣味である園芸スペースを広くすればなと別の後悔をしていたりします。
戸建て一つひとつにそれぞれのライフスタイルがありますので、こうあるべきという固定概念は自分自身には当てはまらないこともあるかもしれません。
当たり前を取っ払い本当に必要なものを選択していきましょう。
家族みんなで決める
家は建てて終わりではなく、建ててからが本番です。
住む家族みんながこの家に住んでよかったと住んでから思えることが幸せな家づくりの一歩です。
ですので独りよがりな家づくりにするのではなく、家族みんなで考えていきましょう。
あれこれ試行錯誤した末にできたお家は愛情が持ててて幸福度が増しますよ◎
もし、家族間で意見が合わないことがある場合は以下の記事を参考にしてみてください。
戸建購入で意見が合わない!夫婦のすれ違いを防ぐ解決策4つまとめ
今回は描いた理想と現実とのギャップをなくしていくコツについてお話しました。
ご自身のライフスタイルを考えた上で、必要なものは何かその理由は?と要望を仕分けしながら深掘りしていくことでギャップはなくせます。
理想だけを追いかけるのではなく、あなた家族の暮らしに合わせた家づくりができると満足のいく家づくりにきっとつながります。
家づくりを終えて思うことは、「ひと時のときめきだけで判断しない」「思考停止にならない」ことが大切であると感じています。
叶わない部分を試行錯誤でより良くすることも家づくりの一つの醍醐味です。
あーだこーだ言いながらの家づくりも意外と楽しいと思いますにで存分に悩んでいいのです◎
最後までお読みいただきありがとうございました。