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こんにちは。親子3世帯で住友林業の家、32歳でマイホームを新築した宝矢みつおです。
- 住友林業と積水ハウスを比較したい
- 両社の違いを具体的に知りたい
- どっちがおすすめ?選ぶポイントは?
今回は住友林業と積水ハウスの違いを比較しつつ、どちらがオススメかについて結論づけていきます。
実際に比較検討したからこそ見えた、リアルな所感を盛り込んでいますのでぜひ参考にしてください◎

宝矢みつお(家づくりブロガー)
親子3世帯で住友林業の家、22年10月にマイホームを新築。計20年以上を住友林業の家に住む経験と培った知識を活かし、家づくりに役立つ情報を発信します。
住友林業と積水ハウスの違い比較
住友林業 | 積水ハウス | |
---|---|---|
坪単価 (価格) | 85~110万円 | 75~135万円 |
構法 (構造) | ビッグフレーム構法(BF構法) ・間取り設計自由度が高い ・大開口や大空間を作れる ・高耐震性で地震に強い家 | シャーウッド構法(SHAWOOD構法) ・間取り設計自由度が高い ・大開口や大空間を作れる ・高耐震性で地震に強い家 |
耐震性能 | 耐震等級3 | 耐震等級2又は3 |
断熱性能 | 断熱等性能等級5以上 (UA値: 0.41W/㎡・K) | 断熱等性能等級5 (UA値: 非公表) |
外壁材 (独自商品) | 吹き付け塗装 (シーサンドコート) | 陶版外壁 (ベルバーン) |
設計自由度 提案力 | ||
標準仕様 (室内設備) | ||
メンテナンス 保証 | 最長60年保証 (初期保証30年) | 永年保証 (初期保証30年) |
分譲地 (土地物件) |
住友林業と積水ハウス、両社を比較しやすいよう木造建築商品に絞ってみていきます。
一見すると似た品質性能の両社ですが、得意とする部分に違いがあります。
坪単価(価格)
住友林業 | 積水ハウス |
---|---|
85~110万円 | 75~135万円 |
坪単価は平均100万円台と木造ハウスメーカー内トップクラス、鉄骨造メーカーと同程度の価格帯です。(2023年7月現在)
しかしながら、坪単価はあくまで目安指標であるため総額がどちらが高いかは一概に言えません。
選択する商品やプラン内容によっても価格差は生じますので、坪単価はあくまで参考目安としてください。
(住友林業の総額・坪単価・実例価格の詳細は以下記事より参照ください)

(ほかハウスメーカーの坪単価は以下記事より参照ください)

構法(構造)
住友林業 | 積水ハウス |
---|---|
ビッグフレーム構法(BF構法) ・間取り設計自由度が高い ・大開口や大空間を作れる ・高耐震性で地震に強い家 | シャーウッド構法(SHAWOOD構法) ・間取り設計自由度が高い ・大開口や大空間を作れる ・高耐震性で地震に強い家 |
住友林業『ビッグフレーム構法(BF構法)』と積水ハウス『シャーウッド構法(SHAWOOD構法)』ともにオリジナル構法で、鉄骨造クラスの間取り設計自由度と地震に強い強靭さを兼ね備えます。

BF構法とは、鉄骨造に用いられる『梁勝ちラーメン構造』を日本で初めて木造建築に採用した住友林業オリジナル構法です。(2005年の販売開始から2012年のマイナーチェンジで性能が一層向上)
強靭な構造躯体を実現する『ビッグコラム(⼤断⾯集成柱)』、接合部の金物同士を直接接合する『BFジョイント(メタルタッチ)』といった独自技術を採用し特許取得しています。
本来必要な通し柱が不要のため、壁一面の大開口や大空間・上下階で柱位置の異なる設計・間口の狭い間取りでも採光や通風を確保できるといった設計自由度が高い点が特徴です。

シャーウッド構法とは、日本で一番多く採用される『木造軸組構法』をベースに独自の技術で接合部や基礎を強化した積水ハウスのオリジナル構法です。
鉄骨造に用いられる「ラーメン構造」と新幹線の車体に応用される「モノコック構造」の強みを取り入れたハイブリット構造で、「木造軸組構法」唯一の型式適合認定を取得、2013年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
外力による変形の少ない高強度耐力壁をバランス良く配置することで壁を少なくでき、大開口や自由度の高い空間づくりを可能にします。
ベースとなる構造は異なりますが、両構法ともに「大開口・大空間な間取り」のような自由設計が強みです。
(『ビッグフレーム構法(BF構法)』の欠点は下記記事を参照ください)

耐震性能
住友林業・積水ハウスともに最も高いレベルである耐震等級3を取得可能で、震度7クラスの地震に耐えうる高耐震性能です。
耐震等級3 | ・災害復興拠点地レベルの最も高いに強度 ・耐震等級1の1.5倍の耐震強度が必要 |
耐震等級2 | ・災害時の避難場所に求められる強度 ・耐震等級1の1.25倍の耐震強度が必要 |
耐震等級1 | ・最低限の耐震性能であることを示す基準点 ・震度6強〜7相当の地震に耐える強度が必要 |
どちらも長期優良住宅の認定基準となる耐震等級2以上をクリアするので、国・市町村の補助金やローン税金の優遇を受けられます。
(そのほか住友林業の性能メリットは以下の記事より参照ください)

断熱性能
住友林業 | 積水ハウス |
---|---|
断熱等性能等級5以上 (UA値: 0.41W/㎡・K) | 断熱等性能等級5 (UA値: 非公表) |
住友林業・積水ハウスともに「断熱等級5クラス」と、年間一次エネルギー消費量収支をゼロを目指す「ZEH基準」と同等の断熱性能です。
2022年時点のZEH取得率は住友林業77%・積水ハウス93%と、両社とも高確率でZEH補助金を受けられます。
断熱等級7 | ・暖冷房にかかる一次エネルギー消費量を概ね40%削減可能な性能が必要 ・2022年(令和4年)10月1日施行 |
断熱等級6 | ・暖冷房にかかる一次エネルギー消費量を概ね30%削減可能な性能が必要 ・2022年(令和4年)10月1日施行 |
断熱等級5 | ・断熱等性能等級より上位の「ZEH(ゼッチ)基準」相当 ・断熱材や窓ガラスなどは断熱等性能等級4以上に高いレベルが必要 ・2022年(令和4年)4月1日施行 |
断熱等級4 | ・「次世代省エネ基準」、等級5が新設される前の最高等級 ・壁や天井だけでなく開口部(窓や玄関ドア)も断熱が必要 ・1999年(平成11年)制定 |
断熱等級3 | ・「平成4年 省エネ基準」と同等、一定レベルの省エネ性能を確保 ・1992年(平成4年)制定 |
断熱等級2 | ・「昭和55年 省エネ基準」と同等、40年以上前の基準で省エネ性は低い ・1980年(昭和55年)制定 |
断熱等級1 | ・「昭和55年 省エネ基準」未満 |
断熱性能を数値化したUA値については、住友林業0.41W/m2・K・積水ハウスは非公表となっています。
UA値は値が小さいほど高断熱であることを示しますが、地域や設計内容によって変動するため目安としてください。

参考程度に、省エネ基準地域区分「6地域」の我が家はUA値0.44W/m2・K、断熱強化なしの標準仕様ですが快適に暮らせています◎
(断熱対策方法については以下記事で解説しています)

外壁材(独自商品)
住友林業 | 積水ハウス |
---|---|
吹き付け塗装 (シーサンドコート) | 陶版外壁 (ベルバーン) |
両社ともバリエーション豊富な外壁材ですが、住友林業の『シーサンドコート(吹付塗装)』・積水ハウス『ベルバーン(陶版外壁)』といった独自展開するオリジナル外壁材があります。

・シーサンドコート(吹付塗装外壁)
貝殻や珊瑚など天然素材を混ぜ合わせたエスケー化研株式会社より提供される住友林業オリジナル吹付塗装外壁材。日射しによってキラキラ光る独特の風合いが特徴。耐久保証30年間とメンテナンス性にも優れる。

・ベルバーン(陶版外壁)
焼き物ながら強度や耐久性を両立した積水ハウス独自の陶版外壁材。一般的なタイルに比べ厚みがあり経年変化の風合いを楽しめる。天候による変色褪⾊の少ない優れた耐久性でメンテナンス性も高い。
ともに優れた耐久性と高いメンテナンス性が特徴で、塗装壁とタイル壁といった素材の違いはありますが他にない風合いと高級感で高い人気です◎
設計自由度・提案力
住友林業 | 積水ハウス |
---|---|
両社ともに設計自由度・提案力に定評がありますが、私自身は住友林業が設計自由度・提案ともに優れていると感じました。
積水ハウスに比べて「室内壁の圧迫感が少なかった」こと、土地面積の少ない「狭小地でも空間を有効活用できた」ことが理由です。

また、設計図面に用いる基準寸法が異なり、住友林業は『尺モジュール』を積水ハウスは『メーターモジュール』を採用しています。
尺モジュールは「少ないスペースを有効活用しやすい」一方、メーターモジュールは「バリアフリーな動線確保が容易」といった特徴があります。
我が家は廊下階段の通路幅を広く取る必要はなかったので、尺モジュール採用の住友林業が間取り計画をしやすい印象でした。
ちなみに、階段・通路幅は住友林業の場合でもオプション変更によって広げることは可能です。
基準寸法が異なることで空間の活かし方に個性があるので、ぜひ展示場等で見比べてください◎
(住友林業の家の特徴は以下記事で解説しています)

標準仕様(室内設備)
住友林業 | 積水ハウス |
---|---|
標準仕様は設備全般ハイグレードモデルを両社選択できますが、選べるメーカー数・仕様内容ともに住友林業が充実します。(2023年9月現在)
好みや生活スタイルに合わせて選べるほど種類豊富で、通常は追加費用のかかる人気オプションも一部標準仕様となっています。
住友林業 | 積水ハウス | |
---|---|---|
キッチン | LIXIL トクラス クリナップ 永大産業 | クリナップ Panasonic |
バス (お風呂) | TOTO LIXIL トクラス 積水ホームテクノ | 積水ホームテクノ |
洗面 化粧台 | TOTO LIXIL 永大産業 住友林業クレスト | LIXIL Panasonic |
トイレ | TOTO | TOTO LIXIL |
玄関ドア | YKK AP LIXIL 三協アルミ | YKK AP LIXIL |
(各ハウスメーカーの設備仕様は、【PR】LIFULL HOME’Sカタログ比較から一括資料請求できます)

また、住友林業は無垢床材が標準仕様となり、室内ドアを無料でハイウール建具にできるなど他設備も充実します。
ただし、オプション費用は他社より高額な傾向なので付け過ぎには注意しましょう。
(住友林業で気をつけることは以下記事でまとめています)

(住友林業が高い理由は以下記事で解説しています)

メンテナンス保証
両社ともに初期保証30年間、構造躯体だけでなく防水保証付きと手厚い保証内容です。
保証範囲を構造躯体のみとするハウスメーカーもある中、非常に安心できる制度になっています。
住友林業 | 積水ハウス | |
---|---|---|
初期保証 | 30年間 | 30年間 |
保証範囲 | 構造躯体 防水 | 構造躯体 防水 |
防蟻駆除 | 10年ごと | 10年ごと |
無料点検 | 最長60年 | 30年目まで |
延長保証 | 最長60年 | 永年 |
延長 申込時期 | 延長保証 受付時のみ | いつでも 受付可 |
カスタマー 受付 | 24時間 365日 | 24時間 365日 |
また、一般的に5年ごとに必要な防蟻駆除も10年ごとで実施と、他社に比べて少ないメンテナンス回数で済みます。
防蟻駆除作業1回にかかるコストは約10~15万円なので、回数が少ない分の費用を抑えることができます◎
(住友林業のメンテナンス費用は以下記事より参照ください)

(ハウスメーカー保証内容の比較は以下記事で解説しています)

分譲地(土地物件)
住友林業 | 積水ハウス |
---|---|
分譲住宅・分譲地は両社ともに豊富ですが、積水ハウスの方が全国的に物件数は多く選択肢が広いです。
というのも、積水ハウスは戸建住宅事業のほかに賃貸事業も展開しているため不動産に強いといえます。

実際に、我が家が土地探しをしていた際も希望に近い物件がいち早く出たのは積水ハウスからでした。
とはいえ、住友林業の場合も営業担当から土地探しのサポートがありますし、提携企業「住友林業ホームサービス株式会社」経由でも物件提案をもらえます◎
どっちがオススメ?
- 品質・設備重視であれば住友林業
- 土地・大きさ重視であれば積水ハウス
どちらも高性能なので優劣をつけづらいですが、重視するポイントに着目すると決め手が見えやすくなります。
品質・設備重視であれば住友林業

・木質感にこだわりたい
・設備は標準仕様で充実させたい
・吹き付け塗装に魅力を感じる
品質・設備面を重視する場合は、住友林業がおすすめといえます。
我が家の決め手でもある、住友林業の木質感は9割のオーナーが選ぶ理由になっています。

木質感を象徴する無垢床は標準仕様で選択ができ、床材の種類も60種以上と圧倒的バリエーションです。
標準仕様は設備全般が充実していますので、オプション追加費用をかけずともこだわりの家にできます◎
(住友林業でしかできないことの以下記事で解説しています)

土地・大きさ重視であれば積水ハウス

・土地探しにこだわりたい
・広く大きな室内にしたい
・陶版外壁に魅力を感じる
土地探し・空間の大きさ広さを重視する場合は、積水ハウスがおすすめといえます。
比較でも触れたとおり、積水ハウスは分譲地が多く希望の土地を見つけやすい環境です。
また、基準寸法にメーターモジュールを採用しているので階段・通路幅を広く取ることができます。
まとめ
住友林業 | 積水ハウス | |
---|---|---|
坪単価 (価格) | 85~110万円 | 75~135万円 |
構法 (構造) | ビッグフレーム構法(BF構法) ・間取り設計自由度が高い ・大開口や大空間を作れる ・高耐震性で地震に強い家 | シャーウッド構法(SHAWOOD構法) ・間取り設計自由度が高い ・大開口や大空間を作れる ・高耐震性で地震に強い家 |
耐震性能 | 耐震等級3 | 耐震等級2又は3 |
断熱性能 | 断熱等性能等級5以上 (UA値: 0.41W/㎡・K) | 断熱等性能等級5 (UA値: 非公表) |
外壁材 (独自商品) | 吹き付け塗装 (シーサンドコート) | 陶版外壁 (ベルバーン) |
設計自由度 提案力 | ||
標準仕様 (室内設備) | ||
保証 アフター | 最長60年保証 (初期保証30年) | 永年保証 (初期保証30年) |
分譲地 (土地物件) |
・品質・設備重視であれば住友林業
・土地・大きさ重視であれば積水ハウス
住友林業と積水ハウスの比較によって、一見似た特徴ながら違いや個性があることがわかりました。
両社ともトップレベルの性能保証で申し分ないですが、家づくりにおいて担当者が優秀であるかも重要です。
我が家は、住友林業オーナー紹介制度(紹介割引)で優秀な営業担当とご縁ありましたのでぜひご利用ください◎
(住友林業オーナー紹介制度(紹介割引)については以下記事を参照ください)
