こんにちは。親子3世帯で住友林業の家、32歳でマイホームを新築した宝矢みつおです。
- 住友林業を選ぶ際のデメリットは?
- どんな欠点や弱点がある?
- 建てた人から不満点を聞きたい
魅了たくさんの住友林業にも、デメリットといえる弱点や欠点はあります。
そこで今回は、あらかじめ抑えておきたい「住友林業のデメリット7つ」を紹介していきます。
- 木造建築のほかに選択肢がない
- 断熱性能が業界内では中位クラス
- 建築費用(坪単価)が高めの水準
- オプション仕様に12%別途かかる
- 外構費用も高めの価格帯
- 敷地調査費5万円が契約前に必須
- 解約の場合5万円は返金されない
(住友林業のメリットは以下記事で解説しています)
住友林業で建てるメリット18選!項目ごとで徹底解説木造建築のほかに選択肢がない
まず1つ目は、住友林業の商品ラインナップは「木造建築のみ」であることです。
鉄骨造で検討している場合だと、そもそも商品の用意がありませんので他メーカーを検討する必要が出てきます。
ただし、柱や壁を減らした構造であるため木造ながら開放感のある間取りを実現可能です。
木の温もりを感じつつ鉄骨造のような開放感が出せるのは、住友林業のたぐいない魅力であります◎
(住友林業の特徴は以下記事より参照ください)
住友林業の家の特徴は?強み弱みを建てた目線でまとめました(住友林業の口コミ・評判・建てた感想は以下記事より参照ください)
住友林業の口コミはひどい?建てた感想から評判の真相に迫ります断熱性能が業界内では中位クラス
2つ目に、「断熱性能が業界内では中位クラス」である点です。
断熱性能を数値化するUA値(外皮平均熱貫流率)をハウスメーカー別で見てみましょう。(※UA値は低いほど断熱性が高いことを示す)
住友林業の断熱性はUA値0.41W/㎡・Kとなっており、木造ハウスメーカー内ではそこまで高くありません。
開放感ある大空間を作れることは魅力ですが、断熱対策が必要な可能性があるのはデメリットです。
ただし、ZEH基準値(0.60W/㎡・K)を超えるため決して低くないですし、実際に住んだ上でも標準仕様で充分と感じています◎
(住友林業の断熱性については以下記事より参照ください)
住友林業の家は寒い?真冬を迎えた感想から対策まで一挙お届け建築費用(坪単価)が高めの水準
3つ目は、「建築費用(坪単価)が高めの価格水準」であるため初期費用がかさむ点です。
メイン構法であるビッグフレーム構法は、特許取得ということもあり価格がやや高めになります。
2024年10月現在、住友林業の坪単価は85~110万円となっておりローコスト住宅メーカーに比べ高額です。
ただし、システムキッチンやバスなど必須設備は、どれも標準仕様でもハイグレードでラインナップも豊富です。
参考程度にですが、我が家の坪単価85万円で建築費用がいくらになるか見てみましょう。
坪数: 34坪 × 坪単価: 85万円
= 建築費: 2,890万円
戸建て坪数平均34坪にあてはめると2,890万円ですが、かかる金額は建築費用だけではありません。
土地代のほかに、オプション仕様にした場合の工事費、仲介手数料や登記費などの諸費用もかかります。
ちなみに、我が家は建て替えのため解体工事費など諸々を合わせると、建築費から1,000万円ほどプラスになっています。
建築費のほかにかかる費用はたくさんなので、坪単価はあくまで目安で考えておくと良いですよ◎
(住友林業と他ハウスメーカーの比較は以下記事を参照ください)
住友林業のライバル競合はどこ?有力候補4社と比較(住友林業と積水ハウスの比較は以下記事を参照ください)
住友林業と積水ハウスどっちがおすすめ?比較で違いを読み解きますオプション仕様に12%別途かかる
4つ目は、「オプション仕様を選択した場合に諸経費用分12%が上乗せされる」点について。
住友林業ではオプション仕様のことを提案工事(提案仕様)と呼びますが、外構工事費なども対象です。
この諸経費12%は通称「きこりん税」と呼ばれ、消費税と別途でかかります。
【提案工事】
造作家具/タイル(壁紙含む)/エアコン設備 など
【外構工事】
カーポート/フェンス(柵)/デッキ など
【仮設工事】
仮設トイレ・水道/ガードフェンス など
つまり、提案工事や外構工事をたっぷりにしてしまうと予算オーバーになることがあるので注意です。
私自身も打ち合わせのたびに色々と追加してしまい、いつの間にか大幅に予算を超えていた経験があります。
希望するオプション設備を上手に取捨選択しつつ、並行してコストダウンができるとベストです◎
(住友林業の値引き方法は以下記事を参照ください)
【2024年版】住友林業で安くする方法!値引術や交渉のコツを一挙解説(住友林業が高い理由は以下記事で解説しています)
住友林業が高いのは初期費用だけ!実はコスパ抜群の理由を解説外構費用も高めの価格帯
住友林業で外構を依頼する場合、提携会社の住友林業緑化に依頼となりますが仲介手数料が掛かります。
前述と重複しますが、仲介手数料は諸経費として12%かかり外構工事すべてが対象です。
ただし、家の打ち合わせで使用する3DCGパース(3D完成予想図)を外構にも反映できる利点もあります。
我が家は、3DCGパースがなければ満足の結果にできなかったかもと感じるほど再現性が高いです。
工事自体も提携企業にお願いするので、別の業者に依頼よりも安心感があることは間違いありません。
ちなみに、初回見積もりの外構費は最低限になっている場合があるため、外構にこだわる場合は早めに営業担当に伝えておくと良いですよ◎
(外構費の値引き方法は以下記事で解説しています)
住友林業緑化で外構費を抑える3つの値引き方法!実例を交えて紹介(予算オーバー対策方法は以下記事を参照ください)
住友林業で予算オーバー!諦める前に試した5つの解決方法敷地調査費5万円が契約前に必須
住友林業では、見積もりや間取り図の作成に敷地調査費5万円を申込金(仮契約)として支払う必要があります。
契約を決める前にお金がかかると聞くと驚くかもですが、あらかじめ敷地調査されることでメリットもあります。
・契約後に追加費用がかかる心配が少ない
・正確な間取りプランの作成ができる
・精度の高い日当たり状況を確認できる
他メーカーは契約後に敷地調査することが多いため、もし地盤改良が必要になると契約後に支払う必要が出てきます。
つまり、他メーカーも契約金に敷地調査費が充当されていたりと無料になっているわけではありません。
事前に詳しく調査することで、工事着手後に想定外のお金が発生する心配が少なくなりなります。
予算想定がしやすくなることに加えて、間取りや日当たりを正確な状態で確認できるのは安心ですよね◎
(住友林業で気をつけることは以下記事を参照ください)
住友林業で気をつけること7選!検討の際に注意しておきたいこと(住友林業の見積りで注意すべき点は以下記事で解説しています)
住友林業の見積りで注意すべき6点!見落としがちな項目を解説解約の場合5万円は返金されない
見積もりや間取り図の作成に必要な、敷地調査費用(申込金)は解約の場合は返金がされない点に注意です。
解約キャンセルで返金対応されないのは、私が検討していた5社の中では住友林業のみでした。
とはいえ、返金不可であっても決して損するわけではありません。
ほかハウスメーカーに切り替えるとなっても、敷地調査内容や間取りプランはすべて次でも活かせます。
緻密に診てもらえる敷地調査だけでも5万円の価値があるように感じますので、気負いせずでOKです◎
(住友林業で契約する際の注意点は以下記事を参照ください)
住友林業で契約する際の注意点6つ!必要な費用を場面ごとに解説まとめ
- 木造建築のほかに選択肢がない
- 断熱性能が業界内では中位クラス
- 建築費用(坪単価)が高めの水準
- オプション仕様に12%別途かかる
- 外構費用も高めの価格帯
- 敷地調査費5万円が契約前に必須
- 解約の場合5万円は返金されない
費用面に関する懸念が主なデメリットでしたが、お値段以上の魅力がたくさんのも事実です。
住友林業オーナー紹介制度(紹介割引)や値引術でお得にできますので、検討中の方はぜひ試してみてください◎
(住友林業オーナー紹介制度・紹介割引は以下より参照ください)
住友林業の紹介制度(紹介割引)のメリットを利用者目線で解説