こんにちは。親子3世帯で住友林業の家、32歳でマイホームを新築した宝矢みつおです。
- 住友林業はどうして高いの?
- 価格だけで候補から外したくない
- 高くても納得した上で決めたい
2025年11月現在、住友林業の坪単価は85~110万円が目安です。大手住宅メーカーの中では高価格帯に位置します。
そこで今回は、住友林業が高い理由から実はコストパフォーマンスが良いといえる根拠を解説します。
価格への疑問を解決できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

宝矢みつお(家づくりブロガー)
親子3世帯で住友林業の家、22年10月にマイホームを新築。計20年以上を住友林業の家に住む経験と培った知識を活かし、家づくりに役立つ情報を発信します。
住友林業が高い理由
- 標準仕様の設備がハイグレード
- オプションに12%諸費用がかかる
- 高品質な木材を使用している
- 技術開発にコストをかけている
住友林業が高いといわれる主な原因は、初期費用(イニシャルコスト)です。
標準仕様の設備がハイグレード
価格が高い原因のひとつは「標準仕様がハイグレード」な点です。
人気メーカーの上位モデルが標準仕様になっていることが原因に挙げられます。
【キッチン】
・LIXIL(リシェルSI)
・トクラス(ベリー)
・クリナップ(ステディア)
・永大産業(ラフィーナエアプラス)
【バス・お風呂】
・TOTO(サザナ)
・LIXIL(アライズ)
・トクラス(YUNO Base)
・積水ホームテクノ(バルサルーン)
【洗面・化粧台】
・TOTO(オクターブ)
・LIXIL(ルミシス)
・住友林業クレスト
また、標準仕様の範囲も広く、オプション仕様にしなくてもハイグレードな家にできます。
・床材を無垢板にできる(※1Fのみ)
・室内ドアをハイスタイル引き戸に
・外装を木目調の軒天井にできる
住友林業と同様、標準仕様がハイグレードな積水ハウスと比べても充実の内容です◎
(住友林業と積水ハウスの比較は以下記事を参照ください)
オプションに12%諸費用がかかる
2つ目は「オプション選択(提案仕様)に諸費用12%がかかる」点です。
諸費用の通称『きこりん税』は、外構工事費も対象になっています。
【オプション仕様】
造作家具/室内タイル(壁紙含む)/エアコン設備 など
【外構工事】
カーポート/フェンス(柵)/デッキ など
【仮設工事】
仮設トイレ・水道/ガードフェンス など
ただし、設備仕様のオプション変更や外構工事費分は値引きの対象なので割引き可能です。
オプションの付けすぎはもちろんですが、外構工事も予算オーバーの原因になるので注意しましょう。
(住友林業の値引き方法は以下記事を参照ください)
(住友林業緑化の外構費の値引き方法は以下記事を参照ください)
高品質な木材を使用している
3つ目に「質の良い木材を使用している」が挙げられます。
住友林業のオリジナル部材『PRIME WOOD(プライムウッド)』は、品質が良い分、価格が高いです。

住友林業の世界を網羅する木の調達力と、職人の高い技術力が両立することで可能になる高品質な「木を生かしたオリジナル部材」の総称
とはいえ、同品質を他社に求める場合は、より大きなコストがかかるので、住友林業だからこそ実現可能な品質といえます◎
(住友林業でしかできないことは以下記事を参照ください)
技術開発にコストをかけている
4つ目は「技術開発にコストをかけている」点です。
ブランドを象徴する『ビッグフレーム構法(BF構法)』は、特許技術をもつ構法です。

BF構法とは、鉄骨造に用いられる『梁勝ちラーメン構造』を日本で初めて木造建築に採用した住友林業オリジナル構法です。(2005年の販売開始から2012年のマイナーチェンジで性能が一層向上)
強靭な構造躯体を実現する『ビッグコラム(⼤断⾯集成柱)』、接合部の金物同士を直接接合する『BFジョイント(メタルタッチ)』といった独自技術を採用し特許取得しています。
本来必要な通し柱が不要のため、壁一面の大開口や大空間・上下階で柱位置の異なる設計・間口の狭い間取りでも採光や通風を確保できるといった設計自由度が高い点が特徴です。
他メーカーで真似できない技術である分、他社に比べてコストが高くなる傾向です。
しかし、私自身は品質やサービスに満足できたことで、価格にも納得しています◎
(住友林業の家の特徴は以下記事を参照ください)
維持費を含めるとコスパが高い

住友林業は「初期費用(イニシャルコスト)」が高いですが、「維持管理費用(ランニングコスト)」を含めるとコストパフォーマンスが良いといえます。
「維持管理費用(ランニングコスト)」が抑えられると、「生涯にわたってかかる費用(ライフサイクルコスト)」が下がるため長く住むほどお得です◎
【初期費用(イニシャルコスト)】
・土地代
・建築費用
・契約金など
【維持管理費用(ランニングコスト)】
・メンテナンス費
・保険料
・ローン
・税金など
たとえば、光熱費やメンテナンス費用が抑えられるだけでなく、補助金の優遇や保険料・税金の免除が期待できます。
・30年間メンテ不要の高耐久外装
・シロアリ駆除が少ない回数で済む
・光熱費を大幅削減できる省エネ性
・長期優良住宅で税金保険を優遇
・スムストック認定で売る時も安心
住宅の資産価値を保つ効果を期待できる『スムストック』にも加盟しているので、家を売る際の査定価値が下がりにくいのもメリットです◎
(住友林業のメンテナンス費用は以下記事を参照ください)
(ハウスメーカー保証内容の比較は以下記事を参照ください)
価格が高いのに満足度が良い理由
- 設計デザイン満足度が高い
- アフターサービスが丁寧
- スタッフ対応の評判が良い
住友林業は、なぜ価格が高いのに顧客満足度が良いのか、その主な理由にはサービスや対応が優れていること挙げられます。
設計デザイン満足度が高い

オーナー施主向けのアンケートによると、98.23%の住友林業オーナーが設計に満足と回答しています。
設計・デザインの満足度がここまで高い理由には、「ビッグフレーム構法(BF構法)」の設計自由度の高さや、設計士の品質が高いことなどが考えられます。
実際、我が家も設計力に大変満足しており、間取りの採光や風通しの取り方」が特に秀逸だったと感じます◎
(ビッグフレーム構法・BF構法の弱点は以下記事を参照ください)
アフターサービスが丁寧

アフターサービス満足度も95.5%と、高評価を得ています。実際に内容を確認してみると、建てた後も安心のアフターサービスであることがわかります。
メンテナンス点検の際も非常に丁寧で、我が家も住友林業で建ててよかったと感じます。
住友林業の口コミ・評判でもアフターサービスが良いという意見が多くみられました◎
(住友林業の口コミ・評判・建てた感想は以下記事を参照ください)
スタッフ対応の評判が良い
スタッフ対応の評判が良い点も満足度が高い理由に挙げられます。
実際、我が家からご紹介させていただいた住友林業オーナーの方々も、対応面を評価されていることが多いです。
我が家の担当も親身に寄り添ってくれる方ばかりで、住友林業の対応力はスタッフ個々で高いと強く感じています。
(住友林業オーナー紹介制度・紹介割引の感想は、以下記事を参考にしてください)
まとめ
・標準仕様の設備がハイグレード
・オプションに12%諸費用がかかる
・高品質な木材を使用している
・技術開発にコストをかけている
住友林業の価格が高い主な原因は「初期費用(イニシャルコスト)」です。しかし、「維持管理費用(ランニングコスト)」を含めたトータルではお得になるので、実はコストパフォーマンスが良いといえます。
私自身が実際に建ててみて納得の価格だったからこそ、高いことが理由で諦めるのは本当にもったいないと伝えたいです◎
(住友林業のデメリットは以下記事を参照ください)
(住友林業で気をつけることは以下記事で解説しています)

