こんにちは。親子3世帯で住友林業の家、32歳でマイホームを新築した宝矢みつおです。
- 住友林業の保証は実際どうなの?
- アフターサービスは良いの?悪いの?
- 他社と比べて保証内容の違いは?
- 保証に関する口コミ評判も知りたい
今回は、住友林業の保証アフターサービスに関する疑問にお答えしていきます。
保証内容の深掘りだけでなく、他社比較や口コミ・評判もまとめています。
メーカー選びの際にも大切なポイントですので、ぜひ検討時の参考にしてください◎

宝矢みつお(家づくりブロガー)
親子3世帯で住友林業の家、22年10月にマイホームを新築。計20年以上を住友林業の家に住む経験と培った知識を活かし、家づくりに役立つ情報を発信します。
住友林業の保証アフターサービス
- 最長60年保証のロングサポート
- 設備機器も10年目まで保証される
- メンテナンス点検がこまめで安心
- 維持費を抑えられる修理サイクル
住友林業の保証アフターサービスについて、結論としては長く安心できる充実の内容となっています。
というのも、保証期間が最長60年と手厚いだけでなくランニングコスト(維持費)を抑える工夫が豊富です◎
では、まずは優れた保証アフターサービスといえる4つのポイントをみていきましょう◎
最長60年保証のロングサポート

60年保証システム
「維持保全計画書」に基づくメンテナンス工事を当社で実施していただいた場合、構造躯体および防水を最長で60年間保証します。
引用元: 住友林業
住友林業は初期保証30年、延長保証を利用すれば最長で60年目まで保証が受けられます。(2023年6月現在)
国で定められている保証期間が10年となりますから長期にわたって安心ですよね。
ただし、全てが保証されるわけではありません。
・構造躯体(壁 / 基礎 / 柱 / 梁)
・屋根(瓦ルーフィング / 破風 / 軒天)
・外壁(モルタル吹付け )
・その他(雨樋 / バルコニー防水)
参照元: 住友林業 維持保全計画書
保証の範囲は「構造躯体および防水」となり主に外装まわりが対象となります。
保証が適用されるのは自然故障の場合に限ることに注意しておきましょう。
例えば、「汚れが目立ってきたので再塗装したい」のような経年劣化でない故障は保証期間内であっても有償となります。
自然災害による故障も有償となるので、火災・地震保険で保証されるよう備えておくと安心ですよ◎

設備機器も10年目まで保証される
住宅設備10年保証制度
住友林業では、建物だけではなく設備機器にも保証をご用意。長期にわたって安心してお住まいいただける、充実のサポート体制を確立しています。
引用元: 住友林業
エアコンやお風呂トイレ、キッチンなど設備機器も10年目まで保証がされます。
一般的に設備機器メーカーの保証は2年となりますので、10年も保証されるのは手厚いですよね。
保証範囲も広く、室内の設備はおおむね対象となっています。
・エアコン
・システムバス(お風呂)
・システムキッチン
・洗面化粧台
・トイレ
・シャッター サッシ部品
・給湯器 換気扇
参照元: 住友林業 維持保全計画書
ただし、施主支給品のような住友林業を介していない設備機器については保証の対象外となります。
建物の保証と同様に、自然故障でない場合や自然災害による故障でも保証されないので注意です◎

メンテナンス点検がこまめで安心

回数 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 | 11回目 | 12回目 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
時期 | 3ヶ月 | 1年 | 2年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 | 40年 | 50年 | 60年 |
定期点検については、最長60年目まで合計12回にわたって無料で診てもらえます。
点検項目が多岐であるだけでなく、コールセンターも24時間365日受付ですので困った時も安心です。
【構造躯体】
→ 構造躯体・防蟻処理など
【外廻り】
→ 屋根瓦・軒天・雨樋・破風・外壁など
【配管】
→ 給水給湯管・排水管・ガス管・電線ケーブルなど
参照元: 住友林業 維持保全計画書
無料となるのは点検と出張費のみで修理保全や交換をおこなう場合は有償となります。
ただし、費用が発生するのは10年ごとに必要な防蟻処理が主となっています。
また、60年目まで無料点検を利用するには初期保証の切れる30年目に延長保証を受けた場合のみです。
延長保証を辞退した場合は60年目まで点検を受けることができないので気をつけておきましょう◎

維持費を抑えられる修理サイクル

家は建った後も光熱費やメンテナンス費など、ランニングコスト(維持管理費)が色々とかかります。
住友林業では、修理維持にかかる費用を軽減する工夫が豊富なのでランニングコストを抑えることが可能です◎
・30年間メンテナンスいらずの高耐久部材
・シロアリ駆除処理が少ない回数で済む
・節税できる長期優良住宅の認定率が高い
・光熱費ゼロも夢ではない省エネ性能力
例えば、メンテナンス面であれば外壁材が30年間も修理不要ですし、通常5年ごとで必要なシロアリ駆除(タームガード)も10年ごとになります。
また、住宅ローン控除が優遇される長期優良住宅の認定取得率も約95%と高く住宅ローンや税金面でも有利です。(※2021年12月実績 参照元: 住友林業)
光熱費を削減できるZEH住宅取得比率も約70%と光熱費ゼロも夢ではない省エネ性能となっています。(※2021年12月実績 参照元: 住友林業)
必要コストながら意外にかかるランニングコストを抑えられるのは住友林業の大きな強みですよね◎

他社の保証アフターサービス比較
ここからは住友林業の保証アフターサービスは他社メーカーと比べてはどうなの?という点をみていきます。
一見どのメーカーも似たり寄ったりにみえますが、内容にフォーカスすると住友林業が特に手厚いことがわかります。
メーカー名 | 初期保証 | 延長保証 | 無料点検 | カスタマー受付 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
住友林業 | 30年間 | 60年目まで | 60年目まで | 24時間 365日 | ・延長保証は30年目以降10年ごと ・防水についても30年間保証される ・点検についても60年目まで無料 |
積水ハウス | 30年間 | 永年 | 30年目まで | 24時間 365日 | ・延長保証は30年目以降10年ごと ・いつでも再保証が受けられる ・30年目以降の点検は有料となる |
三井ホーム | 10〜60年 | なし | 30年目まで | 24時間 ※一部エリアのみ | ・60年保証は構造躯体のみ ・防水施工20年ごとで必要(無期限) ・有料メンテナンス工事実施が適用条件 |
セキスイハイム | 30年間 | なし | 60年目まで | 24時間 365日 | ・定期点検のみ60年目まで無償 ・防水についても30年間保証される ・外壁30年保証は磁気タイルのみ |
一条工務店 | 15~30年 | 30年目まで | 20年目まで | 24時間 365日 | ・防水の初期保証は15年目まで(最長30年) ・シロアリ予防工事が無償 ・配管や給湯器の保証が5年のみ |
ダイワハウス | 10〜30年 | 60年目まで | 30年目まで | 24時間 365日 | ・延長保証は30年目以降15年ごと ・防水についても30年間保証される ・30年目以降の点検は有料となる |
・構造躯体だけでなく防水まで30年間保証
・外壁と屋根も30年〜60年まで保証される
・定期点検が60年目まで無料となる
一部のメーカーで初期保証の適用範囲が基礎・構造躯体のみとなりますが、住友林業では防水まで初期保証の範囲内です。
また、無料点検についても60年目まで無料実施されるのは住友林業とセキスイハイムの2社のみとなっています。
私個人としては、保証内容が複雑なメーカーが多い中でわかりやすい点でも住友林業が一番安心でしたよ◎


保証アフターサービス 口コミ評判
住友林業の保証アフターサービスについて、すべての項目で充分な内容であることは間違いありません。
一般的な戸建住宅に比べて回数が少なく済むので、維持コストを軽減できる点は大きく評価できます。
防蟻処理については有償ですが、特にコストの大きい外壁が30年間メンテナンス要らずで助かります。
他メーカーに比べてもバランスの取れた内容で安心度も高いといえますよ◎

保証アフターサービス Q&A
- 住友林業の保証はどこまで?
- 保証期間はどのくらい?
- 30年保証が終わるとどうなる?
- メンテナンス対応の期間は?
- メンテナンスはどのくらいで必要?
最後に、保証アフターサービスに関する疑問をQ&A式でお答えしていきます。
重複内容もありますが、おさらいも兼ねてチェックしてみてください◎
住友林業の保証はどこまで?
・構造躯体(壁 / 基礎 / 柱 / 梁)
・屋根(瓦ルーフィング / 破風 / 軒天)
・外壁(モルタル吹付け )
・その他(雨樋 / バルコニー防水)
参照元: 住友林業 維持保全計画書

構造躯体・基礎だけでなく防水面についても保証対象となります◎
保証期間は何年目まで?

設備機器については10年間の保証となります◎
30年保証が終わるとどうなる?

延長保証は30年目に有料メンテナンス工事と耐久診断テストの実施が必須です◎
外壁塗装は何年目までもつ?

有料オプションに60年間耐久部材(LS60)もラインナップされています◎
メンテナンス対応の期間は?

点検のみ60年目まで無料ですが他メンテナンス工事については有料となります◎
メンテナンスはどのくらいで必要?

一般的なメンテナンスサイクルに比べ、回数が少ないので維持コストを抑えられます◎
まとめ
住友林業の保証アフターサービスについてを深掘りしていきました。
他社メーカーと比較した上でも優れた内容であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
家は建てて終わりではありませんから、建ててからも安心できる内容であるのは助かりますよね。
初期費用が高いといったデメリットもありますが、ランニングコストを含めて考えるとコスパが良いといえます。
ほかにも疑問があればコメント欄もしくは問い合わせフォームよりお気軽にメッセージをお願いします◎
