こんにちは。親子3世帯で住友林業の家、32歳でマイホームを新築した宝矢みつおです。
- 住友林業はどうして高いの?
- 価格だけで候補から外したくない
- 高くても納得した上で決めたい
「住友林業は高い」という声をよく耳にしますが、実際に高いのは初期費用だけです。
そこで今回は、住友林業はコストパフォーマンス抜群である理由を解説していきます。
この記事で「価格がネック」となっている方の悩みを解決できればうれしいです。

宝矢みつお(家づくりブロガー)
親子3世帯で住友林業の家、22年10月にマイホームを新築。計20年以上を住友林業の家に住む経験と培った知識を活かし、家づくりに役立つ情報を発信します。
住友林業が高い理由
住友林業が高いといわれる理由は主に初期費用、つまり「坪単価」の部分です。
まず競合木造ハウスメーカーの坪単価を比較してみましょう。(2023年6月現在)
戸建ての平均坪数、37坪で仮に計算をすると建築費に3,145〜4,070万円ほどかかります。(参照元: 住宅金融支援機構)
建築費の平均購入額が3,055万円ですので、ほとんどの人が平均を超えてしまう計算となり、住友林業が高いと感じる人が多いのは事実です。(参照元: 国土交通省)
ではなぜ、住友林業の坪単価は高いのでしょう?高価格には納得の理由があります◎
・標準仕様の設備がハイグレード
・オプションに12%諸費用がかかる
・高品質な木材を使用している
・技術開発にコストをかけている

標準仕様の設備がハイグレード
価格が高い理由の1つ目が、「標準仕様がハイグレード」である点です。
住友林業の標準設備は人気メーカーのシステム設備が多く、どれも上位クラスのもので用意されています。
競合ハウスメーカーでは主な標準仕様を中位グレードとする中、住友林業では上位グレードを選ぶことができます◎
【キッチン】
・LIXIL(リシェルSI)
・トクラス(ベリー)
・クリナップ(ステディア)
・永大産業(ラフィーナエアプラス)
【バス・お風呂】
・TOTO(サザナ)
・LIXIL(アライズ)
・トクラス(YUNO Base)
・積水ホームテクノ(バルサルーン)
【洗面・化粧台】
・TOTO(オクターブ)
・LIXIL(ルミシス)
・住友林業クレスト
上記の設備はすべて標準仕様となるため追加費用がかかりません。(2023年6月現在)
上位グレードで需要の高いオプションをパッケージ販売しているため、他社に比べて安価で提供ができます。
また、他にも標準仕様は充実の内容です。
・床材を無垢板にできる(※1Fのみ)
・室内ドアをハイスタイル引き戸に
・外装を木目調の軒天井にできる
標準仕様でも充実の内容なので、提案仕様や追加オプションにせずともハイグレードな家にできますよ◎

オプションに12%諸費用がかかる
2つ目の理由に、住友林業では「オプション選択(提案仕様)に諸費用12%」がかかります。
通称、『きこりん税』と呼ばれる12%の諸費用は、外構工事費も対象となります。
【オプション仕様】
造作家具/室内タイル(壁紙含む)/エアコン設備 など
【外構工事】
カーポート/フェンス(柵)/デッキ など
【仮設工事】
仮設トイレ・水道/ガードフェンス など
オプションはもちろん、外構工事もたくさん付けすぎると予算オーバーの原因となるので気をつけましょう。
ただし、オプション選択と外構工事費は値引き対象ですので、うまく活用しながら選択できると良いですよ◎


高品質な木材を使用している
3つ目に「質の良い木材を使用している」点です。
高品質な木材のイメージを象徴するオリジナル部材、『PRIME WOOD(プライムウッド)』はやはり魅力です。
住友林業の世界を網羅する木の調達力と、職人の高い技術力が両立することで可能になる、高品質な「木を生かしたオリジナル部材」の総称
住宅事業のほかに「木材事業」も展開する住友林業は、質の良い木材を多く調達でき、職人一人ひとりの技術力も高いため品質の良さを保つことができます。
他社で同クラスの材質を取り扱う場合はもっとコストがかかるとのことですので、住友林業だからできる企業努力の賜物です◎

技術開発にコストをかけている
4つ目の理由に、「技術開発にコストをかけている」点について。
なんといっても、特許技術である『ビッグフレーム構法(BF構法)』が特徴的ですよね。
・自由度の高い間取りが実現できる
・大開口で解放感のある空間を作れる
・ビッグコラム柱による高い耐震性
ビッグフレーム構法は、自由に移動できる構造柱『ビッグコラム』により、「間取りの自由度」や「高い耐震性」を実現にしています。
このビッグコラムに開発費用を投じているため、コストが上がってしまうわけです。
とはいえ、他メーカーでは真似できない技術であるため「高くても住友林業で建てたい!」という方が多いのは事実です。


コスパで考えると納得の価格
ここからは、住友林業は「納得できる価格である理由」について解説します。
前述でコストがなぜ高いのかを説明してきましたが、高いのは初期費用だけです。
維持管理費用「ランニングコスト」を含めて考えると、コストパフォーマンスが良いといえます。
維持費を抑えられるためコスパが良い
家づくりにかかる費用には、建つ前にかかる「初期費用」に加えて、建った後にかかる「維持管理費用」があります。
家を購入する際は、坪単価など初期費用についつい目が行きがちですが、ランニングコストも加味しておかなければなりません。
【初期費用(イニシャルコスト)】
・土地代
・建築費用
・契約金など
【維持管理費用(ランニングコスト)】
・メンテナンス費
・保険料
・ローン
・税金など
少しイメージしにくいかもですが、「維持管理費用が抑えられると、生涯に渡ってかかるコストを抑えられる」ため長く住むほどコストダウンが見込めます。

つまり、住友林業であればランニングコストを大幅に抑えられるため、結果的に損を防げるというわけです◎
・省エネルギーなZEH住宅
・長期優良住宅で税金や保険が優遇
・高耐久材で修理費を抑えられる
・スムストック認定で売る時も安心
ランニングコストの大半を占める「光熱費」や「メンテナンス費」を大きく抑えられ、「補助金の優遇」や「税金・保険料の免除」も受けられます。
また、査定価値が下がりにくい「スムストック加盟メーカー」のため売る時も安心です。
家にかかる全ての費用である生涯コストで考えれば決して高くはなく、むしろ納得の価格であります◎

なぜ高いのに満足度が良いのか?
では最後に住友林業は「なぜ顧客満足度が高いのか」について、私が実感したことを交えつつ紹介します。
生涯コストで考えると「住友林業は決して高くない」ことに加えて、ユーザー満足度が高い点を忘れてはなりません。
・設計デザインの満足度が高い
・アフターサービスも安心の内容
・担当スタッフの評判が良い
設計・デザインの満足度が高い
満足度が良い理由の1つに、「設計・デザインの満足度が高い点」です。
住友林業で建てたオーナー施主へのアンケートでは設計満足度97.9%と高い結果が出ています。

設計・デザインの満足度がここまで高いのは、ビッグフレーム構法だからできる「間取り自由度の高さ」が大きな要因でしょう。
私自身も、住友林業の設計力に非常に満足しており、特に「明かるさ・風通しの取り方」が秀逸でした◎

アフターサービスも安心の内容
また、「アフターサービス満足度が高い」点も一つの要因です。
前述と同様のアンケート調査で、アフターサービス満足度95.5%と高い評価を得ています。

上記のアンケート結果は、入居2年後の16,217名を対象としているのでかなり信憑性が高いといえます。
アフターサービス満足度が高い要因は、主に「保証内容の充実度」や「ランニングコストを抑えられる」点で家を建てた後も安心です。
家づくりは建てたら終わりではありませんから、アフターサービスが充実しているのはとっても安心材料ですよね◎

担当スタッフの評判が高い
3つ目は、「担当スタッフの評判が高い」点です。
2022年オリコン顧客満足度ハウスメーカー注文住宅の調査では、「設計・施工・営業担当の対応」が高く、人柄を評価する声が多くみられます。

注文住宅での家づくりを経験者として、「担当者との相性」は非常に重要であると感じています。
長く大切なパートナーとなる担当者の評価が高いことは信頼できるポイントですよね。
私自身、住友林業の担当者は信頼できる方ばかりで、スタッフ個々の対応力が本当に素晴らしかったですよ◎

まとめ
住友林業はコスパで考えると納得の価格である、という話をしました。
高いといわれる部分は主に初期費用で、ランニングコストを含めた生涯コストで考えると損はないということです◎
住友林業で建てた私個人としては、満足できることの方が多かったのでそんなに高いと感じていません。
素敵なハウスメーカーだからこそ、価格を理由に諦めてしまう人を少しでも減らしたい想いでこの記事を書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
