こんにちは。親子3世帯で住友林業の家、32歳でマイホームを新築した宝矢みつおです。
- 住友林業のメリットを知りたい
- どういった特長や魅力がある?
- 性能や品質保証などはどう?
住友林業は、品質や技術、サービス面どこをとっても非の打ち所がありません。
実際に私自身、住友林業で家を建てましたが、間違いなく日本一の木造建築メーカーと胸を張っておすすめできます。
そこで今回は、「住友林業18つのメリット」から魅力を余すことなく紹介していきます。

宝矢みつお(家づくりブロガー)
親子3世帯で住友林業の家、22年10月にマイホームを新築。計20年以上を住友林業の家に住む経験と培った知識を活かし、家づくりに役立つ情報を発信します。

性能面5つのメリット
まずは、住友林業の大きな魅力、木造建築メーカーNo.1の性能面メリットについて。
・耐震性に優れるオリジナル工法
・魔法瓶のように住まいを断熱
・強靭な耐久性能で長期安心
・大臣認定のすぐれた防耐火性能
・湿気結露やシロアリ対策も万全
「木造で建てるなら住友林業」といえるほど、性能の高さに定評があります。
耐震性や断熱性など、近年ニーズの多い部分もしっかりと抑えていますよ◎

耐震性に優れるオリジナル工法
住友林業では、高い耐震性を実現する3つの工法を採用しています。
【ビッグフレーム構法】
高層ビルに広く用いられる「ラーメン構法」を木造で初めて実現させた特許構法。繰り返しの大地震でも耐震性の維持が可能。
【マルチバランス構法】
在来工法に最新技術を加えたことで木造建築の弱点をクリアに。地震による建物の変形を最大70%まで抑えることができる。
【2×4工法】
6面体で家を支え、建物のねじれや変形を防ぐ工法。地震エネルギーを分散させることで局部的な壊れが起きにくい構造。
ここでは特に注目の「ビッグフレーム構法(BF構法)」と「マルチバランス構法」の2つを深掘りしていきますね。

オリジナル特許をもつ「ビッグフレーム構法(BF構法)」の高耐震性は、「ビッグコラム柱」と「メタルタッチ接合」によって実現されています。
【ビッグコラム柱】
一般的な柱に比べ約5倍の太さがあるBF構法に用いられる柱のこと。筋交いなしでも高い耐震性を確保できる。
【メタルタッチ接合】
ビッグコラム柱と梁、基礎の部分を特殊な金属で接合する方法。強靭な構造躯体を作ることができる。
大地震を再現した振動実験によって検証がされており、負荷の大きい3階建て建物でも耐震性が維持され続けることが確認されています。
震度6弱~4を想定した合計246回の振動実験によって立証されているので、信用度の高い耐震性能データといえます。

マルチバランス構法は「木造軸組工法」という伝統的な在来工法の一つですが、住友林業では最新技術を加えて進化をさせています。
具体的には、下記3つの技術が採用されています。
【スーパー檜】
国産檜を使用した構造用集成材。集成材を構成する板材を十分に乾燥させ含水率15%以下に低減することで、収縮や変形、割れが起きにくい
【きづれパネル】
地震から建物の変形やねじれを抑える耐力面材。構造躯体の外周部に使用され、壁倍率5.0を実現。
【地震エネルギー吸収パネル】
地震エネルギーを吸収することで、揺れから家をまもるパネル。横揺れの地震による変形を抑える効果がある。
自然災害が増えている近年の傾向を考えると、地震に強い家を建てられることは大きな強みですよね。
日本は災害大国と呼ばれるほど地震の多い国ですので、耐震性に優れる家を選ぶことは必須条件といえます。
魔法瓶のように住まいを断熱
耐震性と同じく、快適に暮らすために必須条件である断熱性能。
住友林業の家は、魔法瓶のように住まいを断熱し、夏も冬も快適に暮らすことができます。
建物の品質を評価する住宅性能制度で、断熱統制等級「最高等級4」を上回り、高い評価を得ています。
値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネ性能が高いとされる「UA値(外皮平均熱貫流率)」0.41と、数値的な根拠もあり納得です。
UA値は0.41を実現。ZEH及びZEHの外皮性能がさらに強化されたZEH+の断熱基準を上回ります。
引用元: 住友林業
寒冷地に求められる断熱性能基準を大きくクリアしていますので、寒さが厳しい地域でも安心して暮らすことができます◎

強靭な耐久性能で長期安心
木造建築の弱点とされる耐久性や強度の不安も、住友林業であれば長期で安心です。
一般的に木造建築の強度や耐久性は、鉄骨造に比べ弱いとされていますが、高い品質と技術で見事に弱点をクリアにしています。
高耐久であることで、長く安心して住めるだけでなく、ランニングコストを抑えられるといったダブルメリットがあります◎

大臣認定のすぐれた防耐火性能
木造建築で心配となる大きな要素、「万が一の火災への不安」にもしっかり対応しています。
住友林業の家は、防耐火性能の高さから、火災保険料の水準が鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造等と同等です。
そのため、一般的な木造住宅の保険料に比べ、火災保険料を抑えることができます。
また、防火に対する規制の厳しい都市部に多い「準防火・防火地域」でも、3・4階建ての耐火仕様の住まいを建てることができます。
木造建築でこれだけ火に強い性能なのは、まさに木に精通する住友林業だからこそです◎

湿気・結露・シロアリ対策も万全
高断熱住宅のデメリットに、ハウスダストの心配や内部結露の不安など、「湿気へのリスク」があげられます。
住友林業では、木が本来もつ調湿機能と独自技術を用いて、腐敗の原因となる湿気や結露、シロアリから家を守ります。
腐りにくい檜をふんだんに使うことで、木造住宅の耐久性を損なう要因となる壁体内の結露の発生を抑えることができます。
湿気の溜まりを抑える効果もあり、カビの発生やハウスダストなど健康被害の原因も防いでくれます。
自然の力とオリジナル技術によって、高断熱住宅の弱点を見事に克服しているわけです◎
木造住宅で特に心配になる「シロアリ対策」も万全の対策がされています。
床下基礎や独自技術、防蟻効果の高い素材を用いることで、家の隅々をシロアリから守ってくれます。
また、建物内部に薬剤処理をしないことで、シックハウスの心配がなく、安全性も確保されています。
高い防蟻効果があるため、定期的なシロアリ駆除の作業も10年スパンと、一般的な施工にくらべ回数を半分に抑えることもできます◎
健康面で長期間安心して暮らせるだけでなく、ランニングコストを抑えられる素晴らしい技術です◎

品質面5つのメリット
続いて、「品質面のメリット」について解説していきます。
・質の良い国産材を多く使用
・自由な間取り・設計が実現可能
・ZEH普及率80%目標と広く推進
・長期優良住宅の認定条件を全クリア
・適正評価で売る時も安心
質の良い国産材を多く使用
木造建築メーカーで一番といわれる所以のひとつ、木材の質について。
住友林業は、国内で森林を広く管理しており、国産木材を数多く所有しています。
住友林業の所有する社有林は、2007年以降社有林の拡大を図った結果、北海道、本州、四国、九州の4ヵ所で総面積約4.8万haにも及び、これは日本国土の約800分の1に相当します。
引用元: 住友林業
輸入に頼らず安定的に供給ができるため、質の良い木材をローコストで提供することができます。
自社で森林事業を展開する住友林業だからこそできる、唯一無二のメリットです。
住友林業の家は、主にBF(ビッグフレーム)構法、及びMB(マルチバランス)構法による住宅です。2020年度、この2つの構法における一棟あたりの構造材及び羽柄材の国産材比率は、BF構法では50%、MB構法では71%(モデルプランにて計算)となりました。
引用元: 住友林業
また、一級品の木材を構造材だけでなく室内設備にも使用できる数少ないメーカーであります。
他メーカーであれば無垢床は追加費用が発生しますが、住友林業では追加費用なしで標準採用が可能です◎
国産木材を自社でたくさん所有するもう1つのメリットが、他社に比べて「ウッドショックの影響を受けにくい」ことです。
国産材の安定供給に向けて
住友林業では、資材調達が困難な環境下ではあるが安定供給を図ると共に、国産材の供給を促し、国内の製材事業や加工業の体制整備の追い風になるよう力を尽くす。
引用元: 建材マンスリー
木材自給率の低い日本では「輸入材」に頼らざるを得ず、ウッドショックの影響による木材不足や価格高騰が課題になっています。
国産材を多くもつ住友林業では、木材を供給できる市場を自らが持っているため、影響を受けにくいわけです◎
輸入材に依存している日本国内の状況を打破すべく、国産材安定供給のための基盤作りを進めるなど、持続可能な社会の実現にも貢献しています。

自由な間取り・設計を実現可能
住友林業を選ぶ醍醐味であり、大きなメリット「自由度の高い間取り・設計」について。
特許をもつ「ビッグフレーム構法(BF構法)」だからこそ実現できる、住友林業オンリーワンの強みです。
自由設計を叶えるBF構法は、柱や壁を最小限に抑えつつ、通し柱がないことで、大開口・大空間を実現できます。
1階2階で異なる位置に柱を配置できるため、仕切りや柱のない広々としたリビングなど、間取りを自由にレイアウトすることができます。
自由設計だけでなく、高い耐震性も確保されていますので、安心性も高い点もポイントです◎

ZEH普及率80%目標と広く推進
住友林業では、ZEH(ゼッチ)普及率を2025年度までに80%目標としています。
2021年度の実績が、全国(北海道と沖縄を除く)で73%、北海道で76%と、目標達成も間近です。
住友林業 ZEH普及率・目標
2021年度実績: 全国73%/北海道76%
2025年度目標: 全国80%/北海道80%
引用元: 住友林業
ZEH認定を受けると、光熱費を抑えられるだけでなく、補助金の申請も可能です◎
・光熱費を最小限に抑えられる
・健康にやさしい快適な住環境
・停電時でも電気を使える
・補助金制度の申請利用が可能
公募期間に間に合わなかったり、期間内でも満枠になるとZEH申請ができないので、検討している場合は営業担当に早めに相談しておきましょう◎
長期優良住宅の認定条件を全クリア
住友林業では、国土交通省が定める長寿命住宅の認定制度「長期優良住宅」の認定を、標準仕様で受けることができます。
評価ランクについても、すべて最高等級をクリアしており、高く評価されています。
認定の種別 | 住友林業の性能 | 認定の条件 |
---|---|---|
耐久性 | 最高等級3 | 劣化対策等級3 |
耐震性 | 最高等級3 | 耐震等級2以上 |
メンテナンス性 | 最高等級3 | 維持管理対策等級3 |
省エネルギー性 | 最高等級4 | 断熱等性能等級4 |
2020年度の取得率94.7%と高い実績もあり安心です。
長期優良住宅の認定がされると、税金控除や保険料減額など、私たち消費者にも優遇措置があります◎
適正評価で売る時も安心
住友林業は、「スムストック」と呼ばれる「優良ストック住宅推進協議会」の参加設立メーカーです。
スムストックは、厳しい認定条件をクリアしていないと加入ができません。
スムストック認定がされると、家の価値が適正に評価されるので、納得の売買ができます。
建物の査定価値が下がりにくいので、何十年経っても価値が持続します。
従来の査定方式の家は、20年でほぼ査定価値がゼロになりますから、すごいですよね。
「長く住み続けられる家」であることが、しっかりと評価されており安心・納得です◎

保証面4つのメリット
次に「保証・メンテナンス面」について。長く手厚いサポートで安心です。
・構造躯体および防水を最長60年保証
・長期で安心の無料点検
・ランニングコストを抑えられる
・アフターサービス95%以上の満足度
構造躯体および防水を最長60年保証
住友林業では、最長60年間の保証を受けることができます。
「維持保全計画書」に基づくメンテナンス工事を当社で実施していただいた場合、構造躯体および防水を最長で60年間保証します。
引用元: 住友林業
国が定める保証期間が10年ですから、6倍以上の長期保証です◎
ただし、初期保証の30年目以降も延長保証を受けるには、「有料メンテナンス工事」と「耐久診断」の実施が必要となります。

長期で安心の無料点検
60年目までの定期点検については、無料で計12回実施されます。
回数: | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 | 11回目 | 12回目 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
期間: | 3ヶ月 | 1年 | 2年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 | 40年 | 50年 | 60年 |
ただし、無料実施については、初期保証30年目以降の延長保証をおこなった場合のみです。
点検内容については、主に構造躯体と外廻り、配管となっています。
【構造躯体】
基礎 / 土台 / 柱 / 屋根板 /防蟻処理など
【外廻り】
瓦 / 軒天 / 雨どい / 吹付け・タイルなど
【配管】
給排水管 / ガス管 / 電線ケーブルなど
参照元: 維持保全管理書
点検後に改修が必要なところがあれば、補修や修理をしっかりおこなってもらえますよ◎
ランニングコストを抑えられる
メンテナンス費用など、気になる建てた後の維持管理費用について。
住友林業は、安心のメンテナンス内容でランニングコストを抑えることができます◎
外装材と屋根については、メンテナンス不要のオリジナル高耐久部材が採用されており、修理かかる費用を削減できます。
また、一般的に5年ごとに必要な防蟻再施工についても、10年ごとでメンテナンス回数が少なく済みます。
建ててから掛かる費用を抑えられるのは、非常にうれしい部分ですよね。

アフターサービス95%以上の満足度
住友林業で家を建てたオーナーへのアンケート調査で、なんと95.4%の人が「満足」と回答しています。
アフターサービス満足度95.4%(平均)
※アフターサービスに関するすべての設問の回答を数値化し算出したもの
引用元: 住友林業
※2018年1月〜2019年12月に入居2年後の8,353名を対象に調査
長期サポート体制やランニングコストを抑える仕組みに多くの人が納得している裏付けですよね◎
困ったときでも安心の「24時間365日受付のコールセンター」もあり、充実のサポート体制です。

対応面4つのメリット
最後に「サービス・対応面」について。住友林業の対応力は質・幅ともにトップクラスです。
住友林業で建てた私自身も、大満足の内容でしたよ◎
・ラインナップがとにかく豊富
・標準仕様がハイグレードなものばかり
・3Dシュミレーションが忠実すぎる
・家づくりの工程すべて自社で完結
ラインナップがとにかく豊富
商品展開数が大手ハウスメーカー内でもトップクラスで、各分野とにかく豊富にラインナップされています。
床材やキッチン、お風呂など、注文住宅の醍醐味である「各所の仕様決め」を膨大な種類から選べ超楽しいです◎
種類が最低限のハウスメーカーが多い中、住友林業では工務店クラスに好きなものを選べます。
標準仕様がハイグレードなものばかり
追加費用なしで選択ができる「標準仕様」がハイグレードなものばかりで魅力的です。
室内床材を例にすると、ほとんどのメーカーでオプション仕様となる「無垢床材」を1Fフロアのみ標準仕様となっています。
システムキッチンやお風呂バスについても、大手メーカーのハイグレードタイプを追加費用なしで付けれますよ◎

3Dシュミレーションが忠実すぎる
「3Dシュミレーション(3DCGパース)」が忠実である点も大きいメリットです。
我が家が、住友林業にする決め手でもあります◎

他ハウスメーカーと比べても圧倒的にクオリティーが高く、イメージがどんどん膨らみます。
日照シュミレーションも再現性が高いので、間取りづくりの際にも重宝しますよ◎
家づくりの工程すべて自社で完結
住友林業では、家が建つまでの工程すべて自社でおこなっています。
外構であれば、設計担当との連携しながら家づくりができるので、要望や希望を叶えやすいです。
施工についても、厳しい審査基準をクリアした協力会社のみが加盟できる仕組みのため、質が落ちる心配がありません◎
他社であれば外部委託となる部分を一気通貫で管理していますので、バラつきがなく精度が極めて高いメリットがあります。

まとめ
住友林業のメリットを紹介しました。
やや細かくなりましたので、特に大きい特長5つにまとめておきます。
・木造の弱点を克服した高性能住宅
・長期優良住宅の認定条件すべてクリア
・自由な間取り設計で建てたい家が作れる
・充実の保証でランニングコストも抑えられる
・家づくりの工程すべてを一気通貫で担う
ハウスメーカーでありながら、工務店で建てるような自由な家づくりができるのは本当に魅力です。
品質・性能・保証・アフターサービスと、すべてが質実剛健で安心してまかせられますよ◎
